02. 初期インストール
はじめに
ローカルPCを使用してSpresenseにNEQTO Engineを初期書き込みします。
Spresenseシステム構成を参照し、事前にSpresenseハードウェア構成品を組み合わせた状態にしてください。
以後、上記、Spresenseハードウェア構成を使用した手順で説明します。
SpresenseにNEQTO Engineを書き込みを行う前に、下記、注意事項を確認してください。
注意事項
一度、SpresenseにNEQTO Engineの書き込み行うと、以降、Spresense SDKを使って任意に作成したアプリケーションソフトウェアに書き換えることができなくなります。Spresense購入時の初期状態に戻すこともできませんので注意してください。
SpresenseにNEQTO Engineを書き込みしている際、書き込み完了まで、電源を切らないように注意してください。故障の要因になります。
書き込みツールは、ローカルPC上で専用アプリケーション(.exe)を実行します。使用するPCのセキュリティ機能やセキュリティソフトウェアの影響により、アプリケーションの動作が制限された場合、正常に動作しない場合がありますので注意してください。
この初期インストール手順は、既にNEQTO EngineがインストールされているSpresenseに対して、ファームウェアのローカルバージョンアップ手順として適用できます。
又、Spresense Wi-Fi
用ファームウェアからSpresense LTE-M
用ファームウェアへ、Spresense LTE-M
用ファームウェアからSpresense Wi-Fi
用ファームウェアへの入れ替えも可能です。
その際、既にSpresenseへ設定済みのパラメータは引き継がれ、ファームウェアのみ更新されます。
ダウンロード
NEQTO Engine書き込みツール
Spresense Wi-Fi用書き込みツール (Spresense Wi-Fi構成を使用する場合)
- ImageBurnTool_neqtoSpresenseWiFi_Engine(v01.03.02) [2021/08/24] (latest)
- ImageBurnTool_neqtoSpresenseWiFi_Engine(v01.03.01) [2021/07/06]
- ImageBurnTool_neqtoSpresenseWiFi_Engine(v01.03.00) [2021/05/18]
- ImageBurnTool_neqtoSpresenseWiFi_Engine(v01.02.00) [2021/01/18]
Spresense LTE-M用書き込みツール (Spresense LTE-M構成を使用する場合)
- ImageBurnTool_neqtoSpresenseLteM_Engine(v01.03.02) [2021/08/24] (latest)
- ImageBurnTool_neqtoSpresenseLteM_Engine(v01.03.01) [2021/07/06]
- ImageBurnTool_neqtoSpresenseLteM_Engine(v01.03.00) [2021/05/18]
初期インストール手順 [Windows 10]
SpresenseにNEQTO Engineを書き込みます。以下の手順に沿って操作してください。
事前にTeraTerm(ターミナルソフト)がインストールされたWindows 10 PCを用意してください。
SpresenseボードをPCに接続する前に、USBシリアルドライバをインストールする必要があります。
下記リンクよりドライバをダウンロードし、インストールしてください。SpresenseメインボードとPCを通信用USBケーブルを使って接続します。
Spresense Wi-Fi構成を使用する場合
Spresense LTE-M構成を使用する場合
デバイスマネージャーを開き、Spresenseが接続されているCOMポート番号を確認します。
最新のNEQTO Engine書き込みツールをダウンロードしてください。
書き込みツール(zipファイル)を解凍し、ImageBurnToolフォルダ下に移動します。
SpresenseにNEQTO Engineの書き込みを開始します。
ImageBurnTool_neqtoEngineToSpresense_windows.bat
を実行してください。
※ 注意事項を確認してから実行してください。
コマンドプロンプトが立ち上がります。以降、ツールの指示に従って、進めてください。
注意事項を確認の上、同意する場合は
agree
を入力してください。
Spresenseが接続されているCOMポート番号を入力し、エンターキーで次に進んでください。
"Please press RESET button while holding down the Board Recovery button"
メッセージが表示されたならば、Spresenseメインボードのボードリカバリボタンを押したままの状態で、リセットボタンを短押ししてください。...
の表示が開始したならば、ボードリカバリボタンをリリースして、そのままお待ちください。...
の表示が開始されなかった場合は、一度、ボードリカバリボタンをリリースして、再度、ボタン操作を行ってください。それでもうまくいかない場合は、一度、USBを外して、手順3からやり直してください。
2回目の
"Please press RESET button while holding down the Board Recovery button"
メッセージが表示されます。同様にボタン操作を行って、進めてください。最終ステータスの
Success
が表示されるまで、お待ちください。
ツールが途中でフリーズしたり、Failure
表示となった場合は、再度、手順7からやり直してください。
ツールが最後まで進んだならば、書き込み完了となります。エンターキーを入力して、コマンドプロンプトを終了してください。