03. ソフトウェア構成
はじめに
NEQTO Engine for Linuxはsystemd
もしくはSysVinit
経由でサービスを提供するデーモンアプリケーション(以降、NEQTOデーモン)で構成されます。
NEQTOサービス
NEQTOサービスの登録先
NEQTOサービスはsystemd
もしくはSysVinit
配下に登録されます。
下記コマンドで登録先を確認可能です。
$ find /etc/systemd/system /etc/init.d -type f -name "neqto*" |
systemd
の場合、/etc/systemd/system/neqto.service
が表示されます。SysVinit
の場合、/etc/init.d/neqto
が表示されます。
NEQTOサービスの起動管理
NEQTOサービスは、インストール後、自動起動設定され、常駐します。
NEQTOサービスの起動ログはsyslog
に出力されます。
systemd
配下に登録されている場合
NEQTOサービスがsystemctl
コマンドを使用して、各種制御が可能です。
コマンド | 内容 | 備考 |
---|---|---|
systemctl start neqto | NEQTOサービスを開始します。 | インストール後、直ぐにサービスが開始されます。 |
systemctl stop neqto | NEQTOサービスを停止します。 | |
systemctl restart neqto | NEQTOサービスを再起動します。 | |
systemctl status neqto | NEQTOサービスのステータスを確認します。 | |
systemctl enable neqto | NEQTOサービスの自動起動を有効にします。 | インストール後、自動起動が有効となります。 |
systemctl disable neqto | NEQTOサービスの自動起動を無効にします。 |
SysVinit
配下に登録されている場合
NEQTOサービスが下記コマンドを使用して、各種制御が可能です。
NEQTOサービスの自動起動設定にはupdate-rc.d
もしくはchkconfig
コマンドを使用します。
コマンド | 内容 | 備考 |
---|---|---|
/etc/init.d/neqto start | NEQTOサービスを開始します。 | インストール後、直ぐにサービスが開始されます。 |
/etc/init.d/neqto stop | NEQTOサービスを停止します。 | |
/etc/init.d/neqto restart | NEQTOサービスを再起動します。 | |
/etc/init.d/neqto status | NEQTOサービスのステータスを確認します。 | |
update-rc.d neqto defaults もしくは chkconfig --add neqto | NEQTOサービスの自動起動を有効にします。 | インストール後、自動起動が有効となります。 |
update-rc.d neqto remove もしくは chkconfig --del neqto | NEQTOサービスの自動起動を無効にします。 |
NEQTOデーモンログ
NEQTOデーモンは/tmp/neqto/log/neqto.log
にログ出力を行います。
neqto.log
はファイルサイズによるログローテーションが行われます。デフォルト設定では256KB
でログローテートされ、3
世代までのログファイルが同ディレクトリ内にアーカイブされます。
ログ出力をリアルタイム表示する場合は、tail -F
コマンドを利用できます。
$ tail -F /tmp/neqto/log/neqto.log |
シリアルID
インストール時に発行されたシリアルIDは/var/lib/neqto/serial
ファイルで確認可能です。
$ cat /var/lib/neqto/serial |
コンフィグレーションファイル
NEQTOデーモンのシステム設定は/etc/neqto/neqto.config
で変更可能です。
指定がないもしくはコメントアウトされているパラメータはデフォルト値が適用されます。
コメントアウトは行の先頭に#
を付加します。
尚、設定値を反映する場合、NEQTOサービスを再起動する必要があります。
# NEQTO configuration #LogRotate 3 #LogRotateSize 262144    : |
パラメータ | 内容 | 備考 |
---|---|---|
LogRotate | ログローテーション世代数 設定範囲: 0~ デフォルト値は3となります。 | |
LogRotateSize | ログローテーションサイズ[Byte] 設定範囲: 4096~ デフォルト値は262144となります。 | |
AutoTimeCorrection | 自動時刻補正設定 true: 有効 false: 無効 デフォルト値はfalseとなります。 | |
EngineHeapSize | Javascriptエンジンヒープメモリサイズ[Byte] 設定範囲: 131072~524288 デフォルト値は131072となります。 |
Updated: 2024-01-10