NEQTO Insights
概要
NEQTO AppsのInsightsを利用しているお客様は、デバイスからMQTTを介してNEQTOに送信されるデータを、ユーザー設定条件に基づいて判定することができます。条件を満たすと、Slack、電子メール、またはその他の媒体を介してアラートを送信します。
グループでこの機能を有効にするには、グループ設定で「Insights」を有効にしてください。
Insightsの設定を有効にした後、データを判定する条件を定義する必要があります。これを「判定」と呼びます。
条件が登録されていない場合、もしくは登録されている条件がすべて「無効」状態であっても、NEQTOがデバイスからデータを受信した際に費用が発生します。利用を停止する場合は、グループでInsightsを無効にする必要があります。
データを監視したいテンプレートのコンポーネントに移動します。
「判定」ボタンをクリックすると判定一覧が表示されます。
判定
判定は以下の情報から設定されています。
フィールド | 説明 |
---|---|
名前 (必須) | このアラートの名前を入力します。 |
アクション (必須) | 条件が真の場合に、この判定が行うアクションを選択します。 |
条件式 (必須) | コンポーネントの値に基づく条件。詳細については、以下の条件式を参照してください。 |
評価順 (必須) | 判定の評価順序。 詳細については、以下の優先順を参照してください。 |
有効 | 判定の有効/無効を切り替えます。チェックが入っていない場合、アラートを発しません。 |
判定登録の方法
判定の条件に従ってアラートを作成するには、アクションのドキュメントを参照してください。
- 判定セクションの右上にある「判定登録」ボタンをクリックします。
- 必要なフィールドを入力します。
- 「保存」をクリックして判定を登録します。
鉛筆アイコンをクリックすることで、いつでも判定の編集または削除が可能です。判定を削除したい場合は、鉛筆アイコンをクリック後、ダイアログウィンドウの左下にある削除ボタンをクリックします。
条件式
以下の条件では、値が90を超えるとアラートが発生します。
value > 90
value
は入力データから得られるセンサーデータの値を表しています。
数値の比較演算子
比較演算子 | 説明 | 使用例 |
---|---|---|
> | 超える | value > 90 |
>= | 以上 | value >= 90 |
< | 未満 | value < 90 |
<= | 以下 | value <= 90 |
== | 等しい | value == 90 |
!= | 異なる | value != 90 |
and | 論理積 AND | 90 <= value and value < 100 |
文字列の比較演算子
比較演算子 | 説明 | 使用例 |
---|---|---|
== | 等しい | value == "Warning: Irregular Patterns Detected!" |
!= | 異なる | value != "Normal Operation" |
in | 文字が含まれる | "Error" in value |
優先順
判定は値が小さい方から昇順で評価されます。 条件が満たされた場合、それ以降の判定は実行されません。したがって、最も重要な判定は最も低い優先度の値を持つ必要があります。
例: 値が50の場合
優先順 | 条件式 | 状態 |
---|---|---|
1 | value > 90 | スキップ |
2 | value > 40 | 実行 |
3 | value > 30 | 無視 |
Updated: 2021-08-27