NEQTO Firmware (Spresense Wi-Fi/LTE-M) リリース
v02.02.01
改善
- HTTP/HTTPSオブジェクトのソケットタイムアウトのデフォルト値が仕様と異なるバグを修正しました。(LTE-M版のみ)
- HTTPSオブジェクトおいて、2リンク接続する際に、片リンクが接続失敗する場合があるバグを修正しました。(LTE-M版のみ)
- HTTP/HTTPSオブジェクトにおいて、リンク切断直後に新しくリンクを張り直した場合、接続失敗する場合があるバグを修正しました。(Wi-Fi版のみ)
- HTTP/HTTPSオブジェクト、abortメソッドの応答性を改善しました。
- MQTTおよびnqMQTTオブジェクトにおいて、MQTTの接続性を改善しました。
- MQTTおよびnqMQTTオブジェクトにおいて、
'connect'
コールバック処理が完了した後にcanPublishメソッドがtrueとなるように改善しました。
v02.02.00
機能追加
- utilsオブジェクトにX.509証明書情報を取得する機能を追加しました。
- nqServiceオブジェクトにバッテリイベントを通知する機能を追加しました。
- nqFOTAオブジェクトのfileDownloadメソッドにダウンロードの途中経過を通知するコールバックを追加しました。
改善
- 既知のエラッタ(
Eratta 1
)を解消しました。 - HTTPSオブジェクト、HTTPS接続において通信ソケットエラーが発生した場合、内部再接続処理でTLSハンドシェイクが失敗するバグを修正しました。
- HTTPオブジェクトにおいて、一度に書き込み可能なデータサイズが仕様の4KB以下ではなく、1500バイト以下となっているバグを修正しました。(LTE-M版のみ)
v02.01.00
機能追加
- MQTTオブジェクト、connectメソッドオプションに送信および受信バッファサイズ設定を追加しました。
- nqMqttオブジェクトにシステムパラメータ(
キープアライブタイマ
)を設定する機能を追加しました。 - nqServiceオブジェクトのeventNotifyメソッドに
タイムスタンプ
を指定する機能を追加しました。 - nqServiceオブジェクト、writePublishメソッドおよびendPublishメソッドの送信データに
ArrayBuffer
を指定する機能を追加しました。 - StorageオブジェクトのRawMemBlock領域用readメソッドにおいて、指定された読出しデータサイズの範囲内でデータが存在する位置まで読み出す機能を追加しました。
改善
- NEQTOデバイスとNEQTO Console間の初回通信の接続性を改善しました。
- Wi-Fi通信処理を最適化しました。(Wi-Fi版のみ)
- MQTTオブジェクト、connectメソッドオプションのユーザー名とパスワードが最大文字列長まで指定できないバグを修正しました。
- nqMqttオブジェクトのgetメソッドにおいて、データ種別
"String"
を使用し、ダブルクォート"
を含んだ文字列を指定した場合、ダブルクォート"
が省略される可能性があるバグを修正しました。 - nqServiceオブジェクト、reloadイベントコールバック処理の中で例外が発生した際、セーフモード移行しないバグを修正しました。
- メモリ枯渇を引き起こすスクリプトがロードされた際、デバイスがリセットする可能性があるバグを修正しました。また、本異常を検出した場合、イベントメッセージで「out of memory (loading)」を通知する機能を追加しました。
- UARTオブジェクト、データ受信コールバック ⁽¹⁾ ⁽²⁾ 処理の中で例外が発生した際、フリーズするバグを修正しました。
- UARTオブジェクト、sendメソッドで送信データサイズが0のデータを指定した際、戻り値が-1ではなく、0となるように修正しました。
- UARTをクローズした際、UART送受信バッファをクリアするように修正しました。
- UARTの最大送受信バッファサイズを256バイトから512バイトに拡張しました。
- SPIオブジェクト、setChipSelectメソッドが失敗した際、戻り値がtrueではなく、falseとなるように修正しました。
v02.00.01
機能追加
- lte idコマンドにLTEモジュールのREVISION表示を追加しました。(LTE-M版のみ)
改善
- オフラインレジュームもしくはExpressモードによってネットワーク未接続状態で起動した直後にnqWiFiオブジェクト機能をコールすると例外が発生する可能性があるバグを修正しました。(Wi-Fi版のみ)
- オフラインレジュームもしくはExpressモードによってネットワーク未接続状態で起動した直後にスタンバイモードへ遷移させた場合、通信モジュールのシャットダウンが行われない可能性があるバグを修正しました。(Wi-Fi版のみ)
v02.00.00
重要なトピック
- Expressモード機能をサポートしました。NEQTOデバイス起動時に必須条件となっているネットワーク接続及びNEQTO Console認証をパイパスして、動作スクリプトを起動することが可能となります。
- GNSSオブジェクトとして、GNSS機能をサポートしました。
- Sleepオブジェクトとして、省電力機能をサポートしました。
- Spresense LTE拡張ボード向け、LTEモデムファームウェアバージョン(RK_02_01_02_10_108_54)を適用しました。ローカルアップデートツール又はFOTA実行によりLTEモデムのファームウェアバージョンアップが行われます。尚、ローカルアップデートツールを使用した場合は20分以上、FOTAを使用した場合は30分以上時間を要します。ローカルアップデートツールの使用を推奨します。(LTE版のみ)
機能追加
- UARTオブジェクトのopenメソッドにデータビット及びSTOPビット指定を追加しました。
- UARTオブジェクトにデータ送信完了を待つ機能を追加しました。
- nqMQTTオブジェクトのgetメソッドに新しいLwM2Mデータフォーマットを追加しました。
- nqServiceオブジェクトに動作スクリプトの強制終了イベントが発生する前にコールバックする機能を追加しました。
- nqWiFiオブジェクトにWi-Fi通信状態を取得する機能を追加しました。
- nqLteオブジェクトにLTE通信状態を取得する機能を追加しました。
- nqSpresenseオブジェクトにシステムLEDの動作を制御する機能を追加しました。
- MQTTオブジェクト、publish/subscribe/unsubscribeメソッドの戻り値にエラー通知を追加しました。
- nqMQTTオブジェクト、publishメソッドの戻り値にエラー通知を追加しました。
- nqServiceオブジェクトにNEQTOデバイスに割り当てられているサービス固有情報を取得する機能を追加しました。
- NEQTO Consoleからトリガーコマンドを受信した際、User Console上にイベントメッセージを表示する機能を追加しました。
- 通信モジュール異常(故障)を検出した際、詳細要因をUser Console上にイベントメッセージで表示する機能を追加しました。
- nqFOTAオブジェクトのreportResultメソッドオプションにイベントメッセージタイプを追加しました。
改善
[throw '#nqEXIT']
を実行した際にデバイスがリセットする可能性があるバグを修正しました。- nqMQTTオブジェクトにおいて、内部リソースが枯渇した際に、デバイスリセットではなく、例外が発生するように修正しました。
- MQTTオブジェクト及びnqMQTTオブジェクトにおいて、接続エラーコードの「Connection failed」が「Other error」となる可能性あるバグを修正しました。
- Machine Driverスクリプト(fup.js)上で、nqServiceオブジェクトのeventNotifyメソッドを使用した場合、イベントメッセージの種類が「Engine」ではなく「User」で通知されるように修正しました。
- nqFOTAオブジェクト、binReadメソッドで読み出すデータが無かった場合にnullが返却されず、0バイトのArrayBufferが返却されていたバグを修正しました。
- nqServiceオブジェクト、eventNotifyメソッドに1byteの文字を指定した場合、送信が失敗する可能性があるバグを修正しました。
- Storageオブジェクト、writeメソッドの書き込みデータに数値文字のみ指定した場合、予期しないデータが書き込まれる可能性があるバグを修正しました。
- MQTTオブジェクト、connectメソッドオプションの自動再接続リトライ回数を有限回指定した場合、リトライ回数が満了した際にデバイスがリセットするバグを修正しました。
- セーフモードからスクリプトの再ロードを行った際、システムLEDの点滅が仕様と異なっているバグを修正しました。
- rtcオブジェクトのsetAlarmによるアラームコールバック時間が1秒遅れるバグを修正しました。
変更
- UARTオブジェクト、checkSendCompメソッドに関連する送信完了要件を「送信バッファ空」から「送信バッファ空」及び「ハードウェア送信完了」に変更しました。
- nqWiFiオブジェクト、getSignalQualityメソッドの戻り値で得られる受信信号強度値を、未接続時に-255とするように変更しました。
- User Consoleモード移行時のカウントダウン表示を廃止しました。
v02.00.00より前のバージョンにダウングレードすることはできません。
v01.03.02
機能追加
- nqServiceオブジェクト、writePublishメソッドのコールバック引数に送信データ長を追加しました。
改善
- MQTTオブジェクト、subscribeメソッドのbinオプションを省略した場合、binオプションがデフォルト値にならないバグを修正しました。
- スクリプト上のメモリリソースが枯渇した際、フリーズする可能性があるバグを修正しました。
v01.03.01
改善
- UARTオブジェクト、setRecvEventメソッド又はsetBufRecvEventメソッドのデータ受信イベントコールバックの中で、releaseRecvEventメソッドをコールすると、無応答となるバグを修正しました。
- GPIOオブジェクト、setIrqメソッドの割り込みイベントコールバックの中で、disableIrqメソッドをコールすると、無応答となるバグを修正しました。
- MQTTオブジェクトにおいて、MQTT接続中に例外イベントが発生した場合、その後、MQTT通信が確立できなくなる可能性があるバグを修正しました。
- HTTP/HTTPS又はMQTTオブジェクトにおいて、接続先ホストにIPアドレスを直接指定した際、通信が確立できない場合があるバグを修正しました。(Wi-Fi版のみ)
v01.03.00
重要なトピック
- NEQTO EngineのSpresense LTE-M用ファームウェアが初回リリースになりました。
- SPIオブジェクトとして、SPI通信機能をサポートしました。
- ADCオブジェクトとして、ADC機能をサポートしました。
- 使用可能なGPIOポートが拡張されました。
機能追加
- NEQTO Consoleにログをリアルタイム送信する機能を追加しました。(Logオブジェクト参照)
- UTF-8のエンコード/デコード機能を追加しました。(Utilsオブジェクト参照)
- MQTTオブジェクトにバイナリデータの送受信機能を追加しました。
- nqMQTTオブジェクトでマルチバイト文字列のメッセージを使用可能になりました。
改善
- UARTオブジェクトを使用している状態でスクリプトの中断イベントが発生した際、フリーズする可能性があるバグを修正しました。
- 出力設定されているGPIOを動的に入力設定に変更した場合、出力設定が残ってしまう可能性があるバグを修正しました。
v01.02.00
重要なトピック
- TLSセッション再開機能をサポートしました。NEQTO Consoleとの通信接続時間が短縮されます。又、他クラウドとの通信接続時間も短縮される可能性があります。
- Spresense Wi-Fi Add-onボード iS110B V1.0Cをサポート及びデフォルト化しました。
機能追加
- 工場初期化を行う設定コマンドを追加しました。
改善
- nqMqttオブジェクトから接続失敗時に出力される不要なprintログを削除しました。
v01.02.00より前のバージョンにダウングレードすることはできません。
v01.01.02
機能追加
- デバッグログ取得コマンドの実行結果をイベントメッセージで通知する機能を追加しました。
改善
- MQTTオブジェクトにおいて、MQTT接続後に長時間通信を行わない場合、MQTT通信を切断してしまうことがあるバグを修正しました。
- StorageオブジェクトのMemBlock領域を最大容量まで使用した場合、保存されたデータの読み取りが失敗する可能性があるバグを修正しました。
- ストレージの管理処理を最適化しました。
v01.01.01
機能追加
- Timersオブジェクトに遅延を挿入するメソッドを追加しました。
改善
- Secureオブジェクト、base64Encodeメソッドで4バイト以下のデータが使用できないバグを修正しました。
- UARTデータ送信中にスクリプトの中断イベントが発生した際、フリーズする可能性があるバグを修正しました。
v01.01.00
重要なトピック
- try-catch機能をサポートしました。
改善
- NEQTO Console間通信で障害が発生した際の再接続処理を最適化しました。
- ファームウェアイメージのダウンロード中に通信障害が発生した際のリトライ処理を改善しました。
- システムの時刻同期が行われた際、RTCアラームイベントが抜けるもしくは重複して発生する可能性があるバグを修正しました。
v01.00.02
改善
- スクリプト上のメモリリソースが枯渇した際、イベントメッセージで「out of memory」を通知し、セーフモードへ移行するように改善しました。
- メモリリソースの最適化により、安定性を向上しました。
v01.00.01
機能追加
- スクリプトの環境変数機能をサポートしました。
- nqFOTAオブジェクトに実行時間監視タイマ機能を追加しました。
- logオブジェクトのsetLevelメソッドに出力先設定オプションを追加しました。
- [throw '#nqEXIT']でスクリプトを任意に再起動させる機能を追加しました。
改善
- MQTTオブジェクト、MQTT接続オプションのユーザー名及びパスワード長を最大511バイトまで拡張しました。
- nqServiceオブジェクト、eventNotifyメソッドでダブルクォーテーション(")を含む任意メッセージを使用できるように改善しました。
- スクリプトで例外が発生した際、より詳細なエラーメッセージを出力するように改善しました。
変更
logオブジェクト、printLevelメソッドのデフォルト値を変更しました。
v01.00.00
重要なトピック
- NEQTO EngineのSpresense用ファームウェアが初回リリースになりました。
Updated: 2024-03-26